T氏の日記帳

日記帳がわり

T氏のしりとり必勝法

しりとりをご存知だろうか?

 

ご存知でない人間はこの世にはいないだろうというくらい有名な遊びである。

 

しかし、しりとりをただのガキの遊びと侮るなかれ。

 

大人のしりとりは語彙力と閃きのぶつかり合い必至の激熱競技なのだ。

 

もはやeSportsと言っても過言ではない。

 

さて、今日は特別にしりとり必勝法を教えて差し上げよう。

今から教えることさえ守れば勝率9割は固い。

 

まず、しりとりで勝つためには1つの文字でひたすら攻め続けるというものである。

これはもはや基本中の基本なのであえて言う必要も無いかもしれない。

 

問題はどの五十音で攻め続けるかにつきる。

 

「ぬ」攻めや、「る」攻めなど様々な攻め手があるが、僕が最強と思うのは「り」攻めである。

 

なぜ、「り」が最強なのか?

 

まず、1つ目は「り」で終わる短い単語が多いということだ。

 

例として2文字の単語で考えてみよう。

蟻(あり)瓜(うり)襟(えり)檻(おり)

のように、1文字に「り」を付けるだけで成立する単語が非常に多い。

これはあくまでも2文字の場合である。

当然3文字、4文字…と文字数が増えれば使える単語も増えていく。

 

しかし2文字の単語が多いということはかなりのアドバンテージである。相手に考える時間を与えず、相手の番へ渡すことができるからだ。

 

さらには「り」で攻める利点としては防御も優秀なのだ。

しりとりにおいて、攻守が逆転する瞬間は「り」攻めの場合、「り」で始まり「り」で終わる単語を相手に言われた時である。

これはどの五十音で攻めていても変わることは無い。

 

だが、「り」に隙はない。

最初と最後が「り」で終わる単語は「料理」くらいしかないのだ。

もちろん「利回り」などの単語もあるが、一般的な単語としては料理が優秀だろう。

 

そして極めつけはその速攻性だ。

 

自身が先攻の場合、しりとりの「り」から初手で「料理」を言えば、相手のカウンターを防ぎつつ、そのまま攻めにも繋げられるのだ。

 

お分かりいただけただろうか?

以上のことから、しりとりは「り」で攻めれば大抵勝てるのだ。

 

この必勝法を読んだ方は僕と金輪際しりとりで勝負しないで欲しい。

 

では、良いしりとりライフを。

 

 

「り」って書きすぎて若干ゲシュタルト崩壊気味になった。