T氏の日記帳

日記帳がわり

僕と映画館

皆さんは映画館で映画を見るだろうか?

 

僕は今までの人生の中で片手で数えられるほどしか映画館へ映画を見に行ったことがない。

なにぶんお金がないしズボラな人間なので映画はTSUTAYAで借りてきて見るのだ。

 

しかしそのなかでも印象に残った映画は数ある。

 

何故か父親と姉と見に行った「のぼうの城

 

女の子と見に行ったものの、映画に夢中になりすぎて隣にいた女の子の存在を忘れた「君の名は」

 

これまた女の子と見に行ったが睡眠不足で開始30分もしないうちに大爆睡をかまし、目覚めたらエンドロールだった「ペッツ」

 

 

そんな僕も一人暮らしをして大人かつシティーボーイになったので、この前(と言っても夏の話だが)1人で映画館へ映画を見に行った。

 

なぜ見に行ったか、それは語るまでもないだろう。

 

単純に暇だったのだ。

 

そんな訳で電車に乗って街へ出ていざ映画館へ着き、何を見ようか迷っていた。

当然無計画な僕は事前に何を見るかなど決めているはずもない。

 

面白そうな映画が上映してない時のことは考えない主義なのだ。

 

ポケモン…という歳でもないし

天気の子…は女の子と見に行く時のために取っておきたいし(結局見に行くことは無かった)

と、思案しているとひとつのタイトルが目に入った。

 

それこそがワイルドスピードである。

 

ワイルドスピード、そう言えば何故か家に1作目が転がってて暇つぶしに見たことあるな。

 

と、思ったその時にはチケットを発券していた。

1作目を見たことがあると言ったが、逆を言えば1作目『しか』見ていないのである。

今から見ようとしているのが何作目かすらもわからない状況でよくも見ようと思ったものだ。

 

きっと夏の暑さで気が触れていたのだろう。

 

そんなわけでワイルドスピードの上映が始まった。

 

詳しい内容はあまり覚えていないが、ジェイソン・ステイサムドウェイン・ジョンソンがコンビを組みいがみ合いながらもなんやかんやで昔殺したはずの仇敵を倒す話だったような気がする。

 

この映画を見て思ったことが2つある。

 

まず、音が大爆音かつ大迫力だった。

これは映画館でしか味わえない感覚だろう。

特にこの映画は爆発音や戦闘音のシーンがかなり多い。車メインの映画だと思っていたが、いつの間にか路線変更していたらしい。

 

次に、意外にもストーリーがわかりやすかった。

シリーズ物は間を見ないだけで地獄のように相関図がゴチャゴチャになるものだと思っていたが、今作は意外とスッキリしていた。

 

主人公格2人、前作でどうやら死んだはずらしい仇敵、それとなんかよくわからんけどウイルスが欲しい妹

 

これさえわかっていればあとは雰囲気で乗り切れた。そもそもストーリーを読み解くものでは無いのかもしれない。

 

初見の割には意外と楽しめたなぁ。と思いつつ映画館の外に出てみると、耳がバグったように世界の音量が小さくなってしまっていた。

 

なるほど、あれだけ大爆音で流されてたらこうなるよなぁ。とおもいつつスタバでフラペチーノを買うとタイプのお姉さんがにこやかに笑いかけてくれた。

 

たまには映画館で映画を見るのは悪くないな

とおもいつつ帰路についたのであった。

 

(それから半年以上たった今でも映画館に映画を見に行くことはただの1度も無いが)